病気の状態は人それぞれで、経過も少しずつ異なります。また治療法を選択する際には、いつ頃、どれくらいの頻度で通院できるかなど、患者さんそれぞれのライフスタイルなども考慮する必要があります。当院では、患者さんに病状をよくご理解いただき、ご希望に沿った的確な治療法を選択できるよう、十分な時間をかけてわかりやすく丁寧に説明いたします。
耳、鼻、ノドの病気は狭い場所にあるため、診察している医者以外には見えにくく、患者さん本人も自分がどのような状態なのかイメージしにくいと思います。当院では患者本人にも病状や治療効果を実感していだだけるよう内視鏡や顕微鏡を用いて所見を提示いたします。
めまいの検査では「眼振」という眼の揺れや、体の揺れ具合を記録します。当院では、このような検査機器を充実させており、病気の診断や改善程度の判定などを的確に行うことができます。また検査スペースも広く確保しておりますので安心して検査を受けていただけます。
当院は、福津市近辺のみならず、福岡市内、北九州市内の病院とも連携を図り、それぞれの患者さんに合った、より適切な治療を選択していただける方法を提案したします。
耳には「音を聞く」ことの他に「体のバランスをとる」という重要な役割があります。
耳の奥にある「内耳」の中で、音を感じているのはカタツムリの形をした「蝸牛」という部分ですが、残りの部分は「前庭・半規管」といい、頭や体の向き・動きを感じています。人はこの前庭・半規管の感覚をもとに、反射的に目を動かしたり体の姿勢を変えたりしてバランスをとっています。そして耳の病気で前庭・半規管が悪くなると、周囲の景色が回ったり揺れて見えたり、動いてもいない自分の体が揺れたり傾いたりしているような感覚がします。これがめまい症状という訳です。
耳が聞こえにくくなると皆さん「耳が悪くなった」と感じると思いますが、めまいがしても耳が悪くなったと感じる人は少ないかもしれません。しかしめまいを生じる耳の病気は意外に多いのです。
もちろん耳の他にもめまいを起こす原因はたくさんありますので、きちんとした検査が必要です。
めまいの検査には「眼振(がんしん)」と呼ばれる目の揺れを記録したり、体がどのように揺れているかを測定したり、ほかにもいろいろなものがあります。また症状によっては聴力検査や血圧の検査なども行い、これらを総合的に判断してめまいの原因を探ります。
めまいでお悩みの方、一度ご相談ください。
アレルギー性鼻炎が手術で治ることをご存知でしょうか?
昔から鼻の手術は行われてきましたが、主にひどい蓄膿症(副鼻腔炎)に対して行われるものでした。この手術は、歯肉の上の方を切開し、上あごの骨を削っていくなど体への負担も大きく1~2週間の入院が必要でした。しかし最近は内視鏡手術が発達し、このような手術も体への大きな負担なく、短期間で行えるようになってきました。
また、このような手術法の進歩は副鼻腔炎だけでなく、アレルギー性鼻炎に対しても安全かつ確実な手術を可能にしました。鼻の奥にある、くしゃみや鼻水などアレルギー症状を起こす神経(ヴィディアン神経)を内視鏡で見ながら切断します。粘膜の切開もほんの5㎜ほどで外には傷はつきませんし、効果は永続的です。元気な大人なら日帰り手術も可能です。
私が開院前に勤務していた福岡市内の病院ではアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎に対して積極的に手術を行なっており、長年悩まされてきた症状が改善して薬が不要になった患者さんをたくさん診てきました。
薬が効かない人、薬を飲みたくない人などには特にお薦めです。
現在受けている治療とは別の治療を試してみたい方、一度ご相談ください。