睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりします。睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質が下り、集中力が低下するだけでなく、様々な合併症を引き起こす病気ですので、早めに原因を特定し、治療するのがよいです。
症状としては以下のようなものがあります。
この他にも高血圧や脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病の発症リスクが高くなると言われておりますので、上記の症状に当てはまる方は一度受診されることをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群は、空気の通り道である上気道が狭くなるため起こるもの(閉塞性)とストレスなどの原因により脳の呼吸コントロールに異常が起こることで発生します(中枢性)。
診断には実際の睡眠時の呼吸や酸素濃度などの数値を測る検査を行う必要があります。
在庫状況などにより、診療の流れが異なる場合がありますので、予め下記内容のご確認をお願いいたします。
(1)当院からお貸出しする場合
(2)委託期間から直接郵送する場合
検査の結果、重症度によってはそのまま治療を開始できますが、より詳しい精密検査が必要な場合がございます。その際は、入院検査が可能な医療機関をご紹介いたします。
検査結果をもとに原因と重症度によって治療法を決定します。治療方法には以下のようなものがあります。
CPAP(シーパップ:経鼻的持続陽圧呼吸療法)
睡眠時に呼吸装置を装着し、常に空気を送り込むことで狭くなっている気道を広げる治療法です。
マウスピース(口腔内装置)
顎が原因の場合に下あごを前方に移動させることによって気道を確保する方法です。
鼻疾患治療
鼻づまりにより睡眠時無呼吸が引き起こされている場合は、鼻疾患の治療を行います。
他にも、医師による生活指導を行います。
より快適な睡眠をとれるために日々の生活習慣の改善が何より大切です。
睡眠時無呼吸症候群は自覚のない方もおられますので、ご家族からいびきや呼吸が止まっているなどの指摘を受けたり、仕事中などの居眠りなどがある方はぜひ一度ご相談ください。